大型の台風19号上陸
伊豆半島に上陸した台風19号は13日午前に太平洋上へ抜けましたが、各地で大きな被害が起きています。被害の状況などをタイムラインで逐一お伝えします。
17:30
千葉県内のJR、14日の運転再開も
JR東日本は、千葉県内の在来線の運転状況と再開見込みを発表した。
内房線の上総湊―安房鴨川間は13日夜の運転再開を見込んでいる。外房線の勝浦―安房鴨川間は14日午後に運転再開の予定。久留里線は14日夜の運転再開を予定している。
14日の特急では、外房線特急「わかしお」「新宿わかしお」の午前中の全列車が、勝浦―安房鴨川間で区間運休。午前7時39分安房鴨川発の「わかしお6号」と午前10時東京発の「わかしお5号」は全区間で運転を取りやめる。
17:20
北陸新幹線、当面は東京―長野で
JR東日本は、首都圏の在来線や新幹線の運転状況と再開見込みを発表した。
山手、東海道、中央、宇都宮、高崎、常磐、総武各線など首都圏の主要路線は運転を再開した。一方、中央線の高尾―大月間は複数箇所で土砂流入などがあり、14日以降も当分の間運転を見合わせる。常磐線の土浦―勝田間は終日運転中止の予定。青梅線の青梅―奥多摩間は14日夕の運転再開を見込んでいる。
北陸新幹線は13日中の運転再開をめざすが、長野市内の車両基地浸水の影響で当分は東京―長野間での折り返し運転を続ける予定。
17:00
JR宇都宮線の運転再開
JR東日本は、宇都宮線の上野―宇都宮間の運転を再開したと発表した。
13日は終日運転を見合わせる烏山線は、14日の始発から通常通り運転する見込み。線路内に砕石が流出した日光線は、14日午前8時半ごろまで運転見合わせを見込んでいる。
17:00
パナソニック、福島の工場が浸水被害
パナソニックは、福島県郡山市にあるプリント基板材料の生産工場が浸水の被害をうけた。阿武隈川が氾濫(はんらん)したためで、構内で1メートル浸水したという。13日午後5時時点で、「設備への影響は調査中」(広報)としている
17:00
自動車メーカー 被害なしも、部品供給網への影響見えず
トヨタ自動車広報によると、宮城と岩手に工場を持つ子会社のトヨタ自動車東日本を含め、国内の工場に被害はなかった。14日の稼働への影響もないとみられる。12日は、岐阜、三重、福岡の子会社の3工場が臨時操業の予定だったが休止した。13日は国内の工場はもともと休みだった。 関東周辺に完成車工場を持つ各社も、従業員の安全などに配慮して12日の操業を中止した。工場に大きな被害はなかったいうが、操業が再開される14日以降、部品調達網の寸断などで生産に影響が出る可能性がある。
スバルによると、主力の完成車工場の群馬製作所(群馬県)に被害はなかった。14日は予定通り稼働できる見通し。埼玉県内に完成車2工場を持つホンダも大きな被害はなかったというが、詳細な被害の確認は14日の工場稼働後になるという。二輪などを含めて静岡県内に5工場があるスズキにも大きな被害はなく、14日は通常通り稼働する。
栃木県内と神奈川県内に完成車工場のある日産自動車は「影響を確認中」(広報)としている。
16:06
東北、秋田新幹線が運転再開
東北新幹線の新白河―郡山間で発生した線路内への土砂流入の復旧工事が終わり、東北、秋田新幹線が運転を再開した。北陸新幹線は長野市内の車両基地浸水の影響で運転再開のめどが立っていない。山形新幹線は13日も終日運休の見込み。
16:00
関電など7社、東電へ応援1410人
大手電力10社でつくる電気事業連合会によると、台風19号により管内で大規模な停電が起きている東京電力パワーグリッドの要請に応じて、関西電力など7社が作業員や電源車の応援を出している。13日午後4時時点の態勢は、人員が協力会社を含め約1410人、電源車は45台。中部電力と東北電力の管内でも比較的大きな被害が出ているが、自社で対応しているという。
16:00
ローソン、15店ほどが長期休業の見通し
ローソンによると、浸水被害などで長期休業を強いられる店は東北、関東、東海の15店ほどになる見通しだ。「営業再開まで1週間はかかる可能性がある」(広報)としている。13日午前9時時点で1104店が臨時休業となっていたが、同午後2時までにほとんどが営業を再開したという。
15:10
東北、秋田新幹線は運転再開へ
JR東日本は、東北新幹線の新白河―郡山間で発生した土砂流入の復旧工事が完了したとして、東北、秋田新幹線が午後4時ごろに運転再開すると発表した。
14:30
台風15号で被災の君津製鉄所、今回は「被害情報なし」
9月の台風15号で煙突が倒壊する被害を受けた日本製鉄の君津製鉄所(千葉県君津市)。同社によると、今回の台風19号も通常対応として暴風圏に入ったときに操業を一時ストップしたが、「特段の被害情報は入っていない」(広報)という。
14:00
長野県が拠点の日本電産、「現時点で影響なし」
モーター大手の日本電産は、台風被害の大きい長野県や栃木県に開発拠点や事業所があるが、13日午後2時時点で「今のところ被害の情報は入っていない」(広報)としている。現在も確認作業を続けているという。
京セラも電子部品の製造や設計拠点を長野県内に持つが、「影響は出ておらず、週明けも通常通り運営できる見込み」(同)としている。
14:00
サンリオピューロランドは休園
サンリオピューロランド(東京都多摩市)は13日、台風の影響のために臨時休園とした。14日は午前9時に開園する予定。
13:30
JR東日本が運転再開見通しを公表
JR東日本は、首都圏の在来線や新幹線の運転状況と再開見込みを発表した。
午後1時半までに山手、中央、総武、埼京、京葉各線などは運転を再開。東海道、横須賀、高崎各線は午後2時ごろ、宇都宮、武蔵野、川越各線は午後3時ごろの運転再開を見込んでいる。成田エクスプレスは午後4時ごろとなる見込み。上野東京ラインと湘南新宿ラインは終日運休する。
東北、秋田新幹線は夕方ごろの運転再開をめざしている。北陸新幹線は長野市内の車両基地冠水の影響で運転再開の見通しが立っていない。山形新幹線は終日運休する。
13:00
東京都が英語の電話相談窓口を開設
東京都は、台風19号にかかわる相談を英語で受け付ける電話窓口(03・5320・7744)を開設した。13日は午後5時まで、14日は午前9時半~午後5時を予定している。
13:00
神奈川県が被害通報窓口を開設
神奈川県は、台風19号による被害情報をメールで受け付ける窓口を、県のホームページ(http://www.pref.kanagawa.jp/)に設けた。台風15号で被災した千葉県で、被害状況の収集が遅れて「隠れ停電」などと呼ばれる状況が生じたことを教訓にした。14日午前9時に開設する予定だったが、1日前倒しした。
12:30
長野・上田の避難所「いつ帰ってよいのか」
およそ500人が身を寄せる長野県上田市の避難所、上田市創造館の体育館。床には毛布が敷き詰められ、横になって眠る人の姿も。提供されたみそ汁などを食べる避難者の顔には疲れがにじんでいた。
「昨晩は一睡もできなかった。慣れない環境で人の気配が気になった」。市内の男性(61)は疲れ切った様子で話した。母親と2人暮らし。川を挟んで対岸の堤防が決壊し、離れて暮らす息子にメールで避難を促された。「いつ帰ってよいのか、何もわからない。不安です」
群馬・嬬恋の休暇村で70人孤立
群馬県嬬恋村では、土砂崩れの影響で、村内の県道が12日昼過ぎごろから通行できなくなっている。
村によると、県道沿いのホテル「休暇村嬬恋鹿沢」の宿泊客と従業員の計約70人が取り残されている。ホテル周辺は昨晩から停電が続いているという。
自衛隊、400人が人命救助
防衛省によると、13日朝までに、東京、栃木、静岡、長野、宮城、福島、茨城、岩手の8都県から自衛隊への災害派遣要請があった。午前5時時点で、隊員約400人が人命救助や避難誘導に当たっている。
12:30
小田急線、一部で運転を再開
始発から運転を見合わせていた小田急線の一部が運転を再開した。小田原線の一部(新宿―秦野、新松田―小田原)、江ノ島線の全線、多摩線の全線。小田原線の秦野―新松田間は13日中の運転再開は見合わせるという。
12:00
ラグビーW杯、都内のファンゾーンは午後6時開場
ラグビーW杯の日本対スコットランド戦について、東京都は、都内のファンゾーン2カ所を午後6時に開場すると発表した。都内のファンゾーンは、有楽町(東京都千代田区)と東京都調布市にある。
11:40
ANA、13日はほぼ欠航
全日空は、13日の国際線の成田発着便について、すべてが欠航または翌日への大幅遅延の予定と発表した。羽田発着便も多数の便が欠航する。欠航は84便で影響人数は約1万3300人という。
国内線も成田発着便は多数が欠航か遅延し、羽田発着便の多くも欠航する。欠航は297便で、影響人数は約5万2500人という。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル